12.ピッキングハーモニクスの使分け
ハーモニクス音の違い
前項のハーモニクスの補足です。前項で示したようにハーモニクスはポイントによって音程が全く違います。これに関して、ジョー・サトリアーニ (著) ロック・ギター免許皆伝で以下のように述べているので、引用させてもらいます。
「フレットボード上でベンディングしている状態のままピッキングする手でブリッジからだいたい4.5インチ(約11.4cm)あたりの位置をダウンピッキングしてみよう。この時、右手の親指の先を、ピックと一緒にわずかに弦に触れさせてやる。こうすると、その音と2オクターブ上の同じ音が得られるんだ。
ブリッジから3.5インチ(約8.9cm)の位置をピッキングすると、それより長3度上の音が得られるし、3インチ(7.6cm)の位置では完全5度上の音になる。2.75インチでは短7度上、2.5インチ(約6.4cm)では3オクターブが聴ける。
左手のフレットポジションをそれぞれ違えるごとに、ハーモニックポジションは変化してくるので、しばらくネックの周辺で色々プレイしてみて、どんな風に違ってくるのか、感じをつかむ事。」
このようにピッキングポジションを変える事によって、同じピッキングハーモニクスでも印象がずいぶん変わってきます。
ピッキングハーモニクス使分け
やはりピッキングハーモニクスと言えばロックって事で、例としてMR、BIGの「Daddy, Brother, Lover, Little Boy/Lean Into It」をあげてみます。この曲では冒頭のリフでピッキングハーモニクスを使い分けています。1回目のリフでのハーモニクスは、フロントピックアップのやや右をピッキングしてのハーモニクスとビブラートをしており丸いテイストな音(0分26秒付近)。2回目ではリアのピックアップ上のやや左をピッキングしてのハーモニクスとチョーキングとキーンとした尖ったハーモニクス音(0分37秒付近)。
譜面にはこういった事は書いてないので、自分の耳で演奏を聞き分けましょう。
中盤に出てくるリフでもまた違ったテイストなピッキングハーモニクスをしていますが、省略します。どのあたりでピッキングしているかを探ってみて試行錯誤してみるのもいいのではないでしょうか?
ピッキングハーモニクスの具体例
準備中<(_ _)>